岐阜県白川村には、世界遺産にも登録されている白川郷合掌造り集落が有名ですが、同じ白川村にエメラルドグリーンに輝く白水湖(はくすいこ)があります。
白水湖までは険しい山道が続き、豪雪地帯にあるため、行ける期間が限られている秘境にある絶景です。
私が行ったのは去年の8月頃ですが、そろそろ白水湖までの続く県道451号(白山公園線)が開通される頃なので紹介したいと思います。
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険しい山道を抜けた先にある絶景の白水湖
白水湖まで行くことかできる県道451号(白山公園線)が通行できる期間が6月の上旬から10月の下旬頃までです。つまり一年の半分以上が通行止めになる訳です。通行可能期間であっても天候によって落石などの危険があるため通行できない可能性もあります。
この県道451号はかなり険しい山道です。白水湖まで13km、時間にして約30分ほど続きます。車が一台通れるほどの道幅で、落石の危険の場所が多数、野生動物の出現、視界の悪いカーブ道が続きます。
※所々に退避所があるので譲り合って運転しましょう。
険しい山道を抜けた先に、エメラルドグリーンに輝く白水湖があります。この一帯は白山国立公園になっております。
海抜1260mに位置する白水湖は約3000年前の御前峰周辺の噴火によってできましたが一度湖は消えてしまいます。その後、人工のダムが作られたことで白水湖ができました。
白水湖には硫黄の成分が含まれており、微粒子が日光に反射することでエメラルドグリーンに見えます。
天候によって湖の色が異なり、雨が降ったりすれば曇ったりするとエメラルドグリーンには見えません。限られた期間と気象条件が揃ったときに現れる絶景です。
▲白水湖畔ロッジ。
白水湖周辺には白山主峰の御前峰の登山口になっている平瀬道登山口があります。白水湖に到着したとき、車が多く止まっている割に湖には人が少なく不思議に思っていましたが、登山目的が多いってことでした。
ロッジは登山者のための山小屋として営業しており、中にはコーヒーや食事もすることもできます。登山者だけでなく白水湖に来た人も利用可能です。
白水湖を一望できる絶景の露天風呂
白水湖畔ロッジのすぐそばにひっそりと佇む露天風呂があります。
こんな場所に露天風呂があります。「大白川露天風呂」です。
人の気配はありませんが入ってみると・・・
白水湖を一望できる露天風呂が!美しすぎる。秘境で見つけた秘湯です。
こんなロケーション最高な露天風呂にはなかなか出会えません。
清掃協力費として300円で入ることができます。脱衣所のみあり、男湯・女湯と分かれています。
ここの石鹸類の使用は禁止となっており、浸かるだけのお風呂です。
お湯の性質はアルカリ性でヌルッとしています。アルカリ性の温泉は皮脂を溶かして角質をやわらかくする効果があり、美肌効果があります。
白水滝も必見
白水湖の近くには白水滝(しらみずのたき)があります。落差78m、幅8mと大きな滝です。滝から離れた展望台からしか見ることはできませんがドドドーっと大きな音を立てながら流れ落ちています。
約3000年前の御前峰周辺の噴火により流れた溶岩で大白川が埋められ白水湖の位置に湖ができ、その後水が流れ出し溶岩を削り長い年月をかけて白水の滝が作られました。白水滝にも駐車場があります。駐車場から山道を歩いて5分くらいで展望台に辿り着くことができます。
白水滝はその名の通り乳白色に見えることから名付けられたそうです。
白水湖 基本情報
所在地
岐阜県大野郡白川村平瀬
駐車場
無料
営業時間
6月中旬頃から10月下旬頃まで。県道白川公園線の開通時期により異なります。
※県道451号(県道白川公園線)は毎年10月下旬~6月上旬頃まで冬季閉鎖。開通時期でも天候や落石によって通行止めになる場合があります
アクセス
国道156号線(飛越峡合掌ライン)を進み県道451号線に入る。
限られた期間内でしか行くことができない白水湖はまさに秘境!大自然を感じることができ、エメラルドグリーンに輝く美しい白水湖を見ながら温泉に入れることができます。冬季閉鎖される直前に行けば紅葉も見ることができます。
アクセスは決して良くはありませんが行く価値は十分にあります。ぜひ大自然を自分の目で見て肌で感じてください。
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